喜界町ファームステイ受け入れ先インタビュー
普通、都会の子が、喜界島とか来ないじゃないですか。
農業体験があるから来ることができると思う。
受け入れ先名 | カツモトファーム(株) |
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業務内容 | サトウキビやカボチャ、ブロッコリーなどの園芸作物 |
備考 | 高校卒業を機に一度島を離れて父親が経営していた農業を継ぐ。 現在、農地面積を拡大中の農家さん |
リンク | 「4毛作だってできる」島時間に流されない“攻め”な農業(NIPPON TABERU TIMES) |
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生まれてから、ずーっと喜界島ですか?
高校を卒業して、一旦島を離れていたのですが、父が病気をしたことで、島に帰ってきました。もともと機械も持っていたので、私がやることになりました。
栽培している作物は何ですか?
元々、サトウキビだけ栽培していたのですが、今から3年前ぐらいから野菜作りを始めました。最初はカボチャから始めて、今はブロッコリーも作っています。カボチャ、ブロッコリーともに面積を拡大中です。これからも色んな作物を作って、徐々にサトウキビを減らしていこうと考えています。
仕事をしている中で、常に心がけていることがありますか?
受託に関しては、受けている以上は迷惑をかけないようにしています。サトウキビって収穫時期が決まっているんですよ。工場側から、ここまでには終わらせてください。という条件があります。受託を受けている人たちは絶対に終わらせないといけないので、それに支障をきたさないように、常に心がけています。
一日の作業を教えてください。
1日の作業ですか?時間帯、スゴイですよ(笑) 朝の6時からサトウキビの刈り取りをしています。(今の時期はですよ。) 今は収穫シーズンでサトウキビの受託量が多いので。 ブロッコリーの収穫がある時は、朝の7時ぐらいからブロッコリーの収穫やって、昼間はサトウキビなど別のことをして、夜はまたブロッコリーの収穫を夜の11時ぐらいまでやっています。もちろん、体験者の皆さんは違いますよ。だいた8時30分から夕方の5時ぐらいまです。 この時期は、ファームステイの方に来てもらえると、とても助かります。
農家滞在受け入れ先に登録・参加しようと思ったきっかけを教えてください。
喜界島ファームステイプロジェクトの受け入れ先の玉岡さんが受け入れしている時に雨が降って、農作業ができない。って時に、勝本さんがショウガの出荷作業を倉庫でやっていると聞いて、受け入れてもらったのがきっかけでしたね。 色々と手広くやられているので、受け入れをお願いできないかなって。
実際に受け入れしてみて、気づいたこと、感じたことを教えてください。
農業を全くやったことのない人が来るので、体験としてはいいんじゃないかって思います。今まで鎌も持ったことのない子など、ここで経験できることが、これからの人生において、少しでも何や役に立つ経験ができると、農業やその他のことに対しても、見え方が変わるんじゃないかなって思います。
今回は、参加者の皆さんは空き家に宿泊して、昼間の農作業のみ受け入れでした。ブロッコリーの収穫で、朝が早く、夜が遅いので、家に受け入れしても参加者の皆さんに迷惑を掛けてしまうのではと思い、お断りしました。
今後は、自分たちの条件も明示したうえであれば、泊まりも受け入れしてもいいのかなと思っています。
《取材こぼれ話》勝本さんに今後の夢を話してもらいました
毎日、朝も早く、夜も遅くまで作業していますが、自分が好きでやっていることだから、我慢もできるし、楽しいです。サトウキビだけでなく、野菜作りがいい気分転換になり、楽しい。
今後、さらにブロッコリーの栽培面積を増やしていきたいと考えています。ブロッコリーの収穫作業を朝と夜で分けて、朝の収穫作業に人を入れて、その分、夜の収穫作業を少なくするように計画を立てれば、効率よく生産量を増やすことができるようになると思います。